お知らせ

FTDの運用について(アナログ計器への復帰)

こんにちは、UPWINDの宮園です。

先日お知らせした通り、小牧の新拠点の弊社のFTDはアナログ計器とGarmin G1000ベースのグラスコクピットの形態を切り替えることが可能です。

いずれの形態も実機のシステムを完全に模擬しており、認定も両方の形態で取得しています。

当初はより先進的な訓練ができるG1000形態をメインで運用することを考えておりましたが、この度方針を変更し、従来のアナログ計器メインで運用することにしました。

理由としては、2020年に発効した航空局の教育訓練ガイドラインの規定により、G1000形態は電子計器システム(EFIS)搭載機に該当するため、本FTDで特定操縦技能審査を行う場合は

審査員、被審査者の両方にガイドラインに基づく教育訓練の受講記録、あるいはガイドライン発効前の当該機の操縦経験が記録が無いと審査を受審できない、という見解が得られたためです。

国内の小型機パイロット(特に自家用クラブ等で飛ばれている方)でEFIS搭載機の操縦経験者は多くないと思われますので、より多くの方に審査機会を提供するため、アナログ計器メインで運用することといたしました。

一方で、長期的には国内の機材もグラスコクピットに移行していく可能性が高いと考えますので、折角導入したG1000形態についてもEFISの教育訓練等に有効に活用したいところです。

アナログ⇔G1000の入れ替えについては、計器板を付け替える作業にどうしても2人を要するため、常駐者が私1人の現状では実施可能なタイミングが限られてきます。

G1000形態については、今後はリクエストに応じて事前調整、あるいは勉強会のような形で時期を決めて提供する形を取りたいと思います。

詳細が決まりましたら、改めてアナウンスいたします。

 

引き続きUPWINDをよろしくお願いいたします。

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