訓練事業者向け飛行訓練装置（FTD）
～ これまでのFTDの常識を変える、あらゆる場面で高い訓練効果を発揮するFTD ～
小型機を用いた操縦訓練を行われている事業者の方向けに、国土交通省航空局レベル3認定を取得可能な飛行訓練装置（FTD）を開発・販売しております。
従来のFTDは、多くの事業者やパイロットの皆様にとって満足度が高いものではありませんでした。実際に導入されている事業者様でも、以下のような声を多く耳にしました。
- 何千万円もかけて導入したのに、実機と程遠い操縦感覚
- 視界が狭く操縦特性にも違和感があり、計器飛行の訓練にしか使えない
- PCもソフトも何世代も前のもの。故障が頻発し、多重下請け構造や海外ベンダー頼みで修理もままならない
UPWINDでは、航空機のシステムや飛行のメカニズムを熟知し、ハードウェア、ソフトウェアに精通した技術者と、小型機運航、操縦教育の現場を知るパイロットが多くの時間を費やして検討、改良を重ね、最新技術を取り入れたFTDを開発してまいりました。
そして完成を見た弊社最初の製品、MFTD-LSP01は単発小型機の代表格であるセスナ172のコクピット、操縦特性を極めて正確に再現し、熟練パイロットも絶賛する完成度となっております。
具体的には、以下の機能・性能を備えています。
これらは本来、エアラインで使用される模擬飛行装置（FFS）レベルの機能であり、モーション装置が装備されていない点を除けばFFSレベルの性能を誇るFTDと言えます。
しかも、これほどの機能を備えながらも設計の徹底的な合理化と汎用コントローラや3Dプリンタ等の最新技術の活用により、販売価格を従来のFTDと同等に抑えることができました。まさにこれまでの常識を変えるFTDです。
また、弊社のFTDは自社で開発・設計から製造、試験、品質保証までワンストップで行っておりますので、保守対応も安心、お客様の訓練ニーズに合わせたカスタマイズのご要望にも柔軟に対応可能です。
MFTD-LSP01は操縦の基礎を学ぶのに最適なアナログ計器仕様ですが、今後の主流として多くのご要望があったGarmin G1000ベースのグラスコクピットを採用した新機種、MFTD-LSP02も開発がほぼ完了しており、2023年中に受注開始予定です。
詳細仕様はカスタマイズ可能で、価格も仕様により異なりますので、まずはお気軽にお問い合わせ下さい。
研究開発・教育用シミュレータ
航空工学の研究者やメーカーの技術者が操縦特性の評価を行うには、フライトシミュレータは必須のツールです。また、航空産業への就職を志す学生の方が航空機の仕組みを学ぶための教材としても非常に有効です。
実機の飛行試験が手軽にできる環境が無く、生きた航空機に触れる機会が少ない日本で将来の航空産業を支えるために、弊社ではフライトシミュレータの開発・販売を通じて研究開発・教育のお手伝いをさせて頂いており、教育機関への納入実績がございます。弊社代表は航空工学の修士課程修了後、国内有数の航空機メーカーで10年間研究開発に従事した経験を持つ航空技術のプロですので、専門的なニーズに対しても最適なご提案が可能です。詳細はお問い合わせ下さい。
エンターテイメント用シミュレータ
博物館、ホテル、公共施設、あるいは個人宅向けのエンターテイメント用シミュレータの開発も承っております。中部国際空港セントレアホテル ANAルーム（運営：株式会社名鉄グランドホテル様）への納入実績がございます。
よくある質問
- FTD本体の価格はいくらですか？
- 価格は仕様、オプション、カスタマイズの有無により異なります。カタログを提供しますのでお問い合わせ下さい。
- 保守費はかかりますか？
- 本体のみの購入も可能ですが、長期的に品質を維持するために保守プランへの加入をお勧めしております。保守費に関してはお問い合わせ下さい。
- 納期はどれくらいですか？
- 弊社製品は全て受注製作ですので、通常6ヵ月程度頂いております。仕様、カスタマイズの内容により、お時間を頂く場合もあります。
- 自社の訓練ニーズに合わせて仕様をカスタマイズできますか？
- 可能な限り柔軟に対応しますので、要望をお伝え下さい。
- 別の型式の航空機のシミュレータを製作できますか？
- カスタム品の開発にも可能な範囲で対応いたします。費用、納期は別途相談となります。